2018年04月25日
解ると出来る
「解る」と「出来る」。
似ているようで、全く意味が異なりますよね。
今日は算数(数学)における「解る」と「出来る」を解説しようかと思います。
小学校低学年までは「解る<出来る」の関係が成立します。乱暴な言い方をすれば「解っていなくても解けてしまう」のです。
しかし、小学校5年生位から「解っていないと解けなく」なってきます。すなわち「解る=解ける」の関係が成立します。
この時期は各人で成績の差がはっきりしてくる時期と付合します。
そして、中学生、とりわけ高校生になると「授業では分かったはずなのに解けない」状態、すなわち「解る>出来る」の関係になります。
こうなってしまう原因のひとつが計算力です。
学年が上がるにつれ計算が複雑になるため、解答までの全体図が掴みにくくなってしまうのです。
したがって計算訓練が必要になるわけですが、この訓練もただやるだけではあまり意味がありません。
例えば野球の素振りは正しいフォームでやらないとかえって悪い癖が付いてしまいます。計算訓練も同じです。
当塾では計算方法もしっかりとチェックしながら指導していきます。