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2016年06月18日

小論文について

今日は小論文について紹介しようと思います。

多くの大学推薦入試や医学部二次試験、中には一般入試でも必須科目となっている小論文は多くの受験生の悩みの種となっています。

 

小論文が受験生を悩ませる一番の原因は「これが小論文です」という型が存在しないことです。現代文に近いようなものから志望理由書に近いものまで、様々な型があります。したがって、小論文で受験をする際は過去問対策が必須です。今回は「コンビニの24時間営業は必要か?」というテーマが与えられたとして、小論文の考え方を少しだけ紹介たいと思います。

 

小論文を書く上で必ず覚えておきたいことは「採点者は大学教授である」ということです。大学教授は現代文の先生ではありません。だから、小論文では綺麗な文章は求められません。求められるのは「理論的な考え方」です。先ほどのテーマでは、受験学部が社会学部あれば「青少年の深夜徘徊を助長するので反対」とか「地域に不測の事態が発生したときのネットワーク拠点として賛成」等の論点が求められます。しかし経済学部であれば「道の混んでいない深夜に配送をすることで経済効果があげられるので賛成」等の論点が求められます。

要は採点者(教授様)が求めそうな論点に持っていくのです。採点者もそれ程高度な知識は要求していません。受験学部の基本的な知識があれば大丈夫です。ただ、一つの論点についてあまりに言い切りすぎるのはやめましょう。先の例では「絶対に反対!!」といった論調は危険です。採点者が逆の立場を取っている可能性もあるからです。

 

いかがでしたでしょうか。「やっぱり難しそうだ」と思われた方もいるかもしれませんが、コツさえ掴んでしまえば、本当にすらすら書けるようになりますよ!!