2020年12月4日
中学3年生の英語。
ほとんどの公立中学校では期末試験も終わり、中学3年生は受験に向けて慌ただしくなってきていると思います。
今日は中学3年生の英語についてです。
中学英語は最後の最後に「分詞・関係代名詞」を習います。
これらはかなり厄介な分野です。
「高校時代に分詞で英語が嫌になった」という苦い経験をもつご父兄の方もいらっしゃるかと思います。
しかし、これらをマスターすることで主語・目的語・補語が長くなった文章も理解できるようになり、入試問題の長文も読めるようになります。
このように最後にバタバタしてしまう中学英語(最後の最後に三平方の定理を履修する数学も似たようなものですが)ですが、この時期の英語の指導方法は生徒さんの状況によって大きく異なってきます。
それは高校進学後の学習を踏まえるからです。
高校進学後は文章解釈の為にいわゆる5文型のような英文法を深くまで学習します。
「中学校までは英語が楽しかったけど、高校に入って急につまらなくなった」という人は、この英文法でつまづいてしまった人が多いです。
そのため、私立高校に推薦をもらった生徒さんは基本的には徐々に高校英語に向けてシフトチェンジをしていきます。
しかし一般受験を控えている生徒さんの場合、下手にシフトチェンジをするとかえって混乱を起してしまう生徒さんもいるので、見極めが大切になってきます。